ヤロウというハーブティーの種類

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ヤロウというハーブティーの特徴

ヤロウというハーブティーをご存知ですか?

 

ヤロウという言葉だけを聞くと、薬を入れて持ち歩くためのケース「薬籠」
や、夜の時間をはかる水時計「夜漏」を思い浮かべる方もいるでしょう。

 

ヤロウとは、ヨーロッパから西アジアを原産とするキク科の植物です。

 

現在では、温暖な気候の地ならば国を選ばず、道端や畑などに自生して
いるハーブです。

 

ヤロウは、ノコギリの歯のように凸凹していることからラテン語で「千の葉」
という意味の「Millefolium」を短くした「Milfoil」と呼ばれています。

 

ですが、現在は「Yarrow」が一般的な名前となっています。

 

そのため、ハーブティーやエッセンシャルオイルのほとんどがヤロウという名前
で販売されています。

 

今回は、そんなヤロウ・ハーブティーの味と香りの特徴、効果や効能について
ご紹介します。

ハーブティーの種類「ヤロウ」の味と香り

ヤロウは、日本では「セイヨウノコギリソウ」という名で親しまれています。

 

フランスでは「Herde aux charpentiers(大工のハーブ)」と呼ばれ、大工
さんたちが、仕事中に怪我をした際の止血に用いられていたそうです。

 

ヤロウは、古代ギリシアの頃には既に栽培が行われ、大勢の人々の健康
を支えてきたと言われています。

 

ヤロウの学名「Achillea」は、有名なギリシア神話が由来となっていること
をご存知ですか?

 

古代ギリシアの英雄・アキレウスは、賢明なケンタウロス・カイロンからヤロウ
のメリットを教わり、トロイ戦争で傷付いた兵士を癒したという伝説があります。

 

そんなヤロウのハーブティーは、はっきりとした独特な香りと、若干辛味のある
味が特徴のお茶です。

 

後味がスッキリとしているので気分を一新させるには最適です。

 

ただし、独特な風味があるので、初めて飲まれる方はハチミツを加えて甘みを
プラスすると良いでしょう。

 

また、エルダーフラワーやペパーミント、セージやローズとブランドして飲むことも
多いです。

 

ハーブティーの知識をキチンと身に着けたらチャレンジしてみてはいかがでしょう。

ハーブティーの種類「ヤロウ」効果・効能

では、ヤロウの気になる効果や効能をご紹介します。

 

【風邪やインフルエンザ対策】

 

ヤロウには、優れた発汗効果が備わっています。

 

高熱を伴う風邪やインフルエンザの症状を緩和し、解熱効果を得ること
ができます。

 

【ビタミン補給】

 

ヤロウには、ビタミンA・ビタミンB類、美容維持に必要なビタミンC、ビタミンE
が豊富に含まれています。

 

さらに、ミネラル類もバランスよく含まれますので、不規則な生活が多い方や
偏食気味の方にオススメです。

 

【むくみ解消】

 

ヤロウを定期的に飲むことで、体内に蓄積された老廃物や、有毒物質が
体外へ排出され、むくみや肌トラブルの改善に効果があります。

 

【消化不良改善】

 

ヤロウは植物療法として現代医学にも取り込まれています。

 

そのため、消化不良や食欲減退、けいれん性の胃腸障害などに効果を
発揮します。

 

【女性特有の悩みを解消】

 

ヤロウには、更年期障害や月経などの「女性特有の悩み」を改善する力
があります。

 

女性ホルモンに働きかける成分が含まれるため、月経を正常に戻したり、
更年期障害の症状を緩和することが可能です。

 

【止血効果】

 

古くから止血剤として活躍していたヤロウは、毛細血管を拡張させ、血液の
循環を促進し、血圧を降下させる効能があります。

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