ハーブティーが持つ「2つの効果」とは?
ハーブティーには2つの効果があることをご存知でしょうか?
ハーブティーの2つの効果とは、「薬理効果」と「アロマテラピー効果」です。
生体現象の変化を起こさせるのが「薬理効果」で、芳香成分によって
心身をリラックスさせるのが「アロマテラピー効果」です。
ここでは、このハーブティーの「2つの効果」によって、身体にどんな影響が
あるのかについて、詳しくご説明しましょう。
ハーブティーの1つの目の効果「薬理効果」について
ハーブティーの原材料「ハーブ」は、ラテン語で草を意味する「Herba」を
語源としています。
日本でも、料理や飲み物、健康産業や医療など、現在ハーブは、様々
な場所で使用されています。
その中で、病気の治療や予防、健康増進などの医療分野で使われる
ハーブを「メディカル・ハーブ」と言います。
多くの方は、ハーブティーに使用するハーブは、芳香性や味わいを楽しむ
「趣向品」の一つだと思われるかもしれません。
しかし、実は、医療分野で活躍しているメディカル・ハーブもたくさん存在
するのです。
植物は、光合成によってブドウ糖を生成し、炭水化物や脂質を、生合成
します。
そして、根から窒素を取り込んで、アミノ酸やタンパク質を生合成し、自ら
の成長に必要な物質を作り出しています。
その際、植物化学成分(ファイトケミカル)と呼ばれる、タンニンやサポニン、
アントラキノンなどといった有効成分が合成されます。
ハーブは、これらの成分を体内に摂り込むことで、健康と美容維持に働き
かけてくれるのです。
また、ハーブティーは、水溶性のタンニンやフラボノイド、ビタミン・ミネラル類
など、様々な栄養成分が含まれています。
そのため、消化器官からスムーズに吸収されるのが特徴です。
ちなみに、ハーブティーは1煎目でほぼ全ての栄養成分が浸出されます。
ですから、日本茶のように、同じ茶葉で複数回飲むと、効果が半減します
ので注意してください。
ハーブティーの2つの目効果「アロマテラピー」について
ハーブティーの原材料のハーブは、アロマテラピーで使われる「精油」の
原料でもあります。
ハーブの芳香成分は、いろいろな要素から構成され、それらが絶妙に
組み合わさることで、あの独特な芳香や味わいを生み出しています。
アロマテラピーは、精油を使用して身体をマッサージしたり、焚いて香りを
愉しんだりしますよね。
アロマテラピーは、浸透が早く、特に消化器官・呼吸器官・循環器系
泌尿器系には、即効作用があるとされています。
精油には、殺菌・抗菌効果を持つ成分が含まれますので、免疫力を
向上させ、感染症の予防にも効果的です。
さらに、ハーブの種類によっては、抗酸化作用、鎮静作用、抗炎症、
抗不安効果などもあります。
さまざまな効果効能を持つアロマテラピー療法は、医学の分野でも、
大きな注目を集めているのです。
ハーブティーも入れた際、フ立ち込める蒸気にアロマテラピーと同様の効果
が期待できます。
ハーブの芳香成分を、鼻孔から感じることで、リラックス効果などが得られる
のです。