マリーゴールドというハーブティーの特徴
あなたはマリーゴールドのハーブティーを飲んだことがありますか?
マリーゴールドは毎年4月〜12月にかけて咲くキク科の植物です。
栽培が簡単で花姿がボリューミーで見栄えが良いので、よく公園や学校
の花壇などに植えられていますね。
マリーゴールドはハーブの1種です。
しかし、私たちが普段見かけるマリーゴールドは園芸用ですので、ハーブ
ティーや、医療分野で活用されることはありません。
今回は、そんなマリーゴールドの品種の特徴、効果・効能についてご説明
します。
ハーブティーの種類「マリーゴールド」の味や香り
ハーブティーや医療分野などで活躍するマリーゴールドは、ふつうのマリー
ゴールドより一回り大きいサイズの品種で、「ポットマリーゴールド」と言い
ます。
観賞用はフレンチ・マリーゴールドやアフリカン・マリーゴールド、メキシカン
・マリゴールドなどと呼ばれています。
医療分野で活躍しているメディカル・ハーブは、カレンデュラと呼ばれて
区別されています。
マリーゴールドという名は、「聖母マリアの黄金(マリーの黄金の花)」が
由来だと言われています。
ちなみにメディカル・ハーブのカレンデュラとは、ラテン語で「何か月も通して」
という意味です。
マリーゴールドが4月〜12月という長期にかけて咲くことから、この名が与え
られたそうです。
ところで、マリーゴールドはハーブティーとして用いられているものは、ほとんど
がメディカル・ハーブの「ポットマリーゴールド」です。
ですから、マリーゴールドも、カレンデュラもほぼ同じ味や香りがするかと思い
ます。
マリーゴールドのハーブティーの味と香りは、爽やかな草原のようで、クセも
少なく初めての方でもおいしく飲むことができます。
少し薄味ではありますので、シングルより「ネトル」や「カモミール」をブレンド
した方が良いでしょう。
ハーブティーの種類「マリーゴールド」効果・効能
マリーゴールドは、古代エジプトの頃から「若返りの薬」や「万能薬」とも
呼ばれ、大勢の人々の健康と美容を支えてきた歴史があります。
マリーゴールドのハーブティーは、透明感のある優美な黄金色をしており、
うっとりと見惚れてしまうほどです。
マリーゴールドは、日の出と共に花を咲かせ、日没には花を閉じる習性
があります。
イギリスの劇作家であり詩人でもあったシェークスピアは、「冬物語」の中
で、マリーゴールドを「日暮れと共にベッドへつき、朝日と共に泣きながら
起きる花」と表現しています。
そんなマリーゴールドは、とても身体に良い効果や効能を持つ優れた
ハーブの1つでもあります。
では、その効果と効能についてご説明しましょう。
【偏食による栄養不足の改善】
マリーゴールドは、人が生きる上で必要な栄養素をバランスよく含んだ
植物です。
また、体内を浄化する能力に長けているの特徴の一つです。
長年蓄積された「毒素」や「老廃物」をスッキリと体外へ排出し、お肌の
炎症を抑制させる効能があります。
発汗・通過作用にも優れているので、肝機能も活発にしてくれます。
他にも、防腐効果やホルモン調整なども行うので偏食な方や運動不足
の方にオススメです。
【老化予防】
マリーゴールドに含れるカルテノイドという成分には、老化防止や抗がん
作用があり、抗酸化作用やアンチエイジング効果が期待できます。
他にも、胃炎や胃潰瘍の緩和、ダイエット効果、利尿効果、解毒作用
によるデトックス効果、月経不順改善、免疫力向上、粘膜保護、鎮静作用、
抗炎症効果なども得られます。