ハイビスカスというハーブティーの特徴
ハイビスカスは、女性から絶大な人気を誇るハーブティーの1つです。
ちなみに、ハイビスカスは、かの絶世の美女クレオパトラも愛した、と伝え
られています。
ハイビスカスの花は、日本なら沖縄、海外ではハワイやグアムなど南国
をイメージさせる花です。
多くは観賞用のため、ハーブティーや料理などに使われる食用品種は、
ローゼル種のガクの部分を乾燥させたものです。
ローゼル種のハイビスカスはアフリカ原産で、熱帯・亜熱帯地域を中心に
栽培が行われています。
何度も改良されたハイビスカスは、品種がとても豊富で、今や、5000種
以上が地球上にあるそうです。すごい数ですね。
それだけ、ハイビスカスという植物は、世界中で愛されているんですね。
ここでは、そんなハイビスカスハーブティーの味や香り、効果・効能について
ご説明します。
ハイビスカスのハーブティー 味や香りの特徴
ハイビスカスには、クエン酸・リンゴ酸・ハイビスカス酸などの酸味成分が
たっぷり含まれ、他のハーブティーに比べて酸味が強くなっています。
クエン酸には、細胞の生まれ変わりを促す効果があり、リンゴ酸はクエン
酸の働きをサポートする効果があります。
そのため、新陳代謝を活発にし、美肌効果を得ることができるのです。
ハイビスカスのハーブティーは、アフリカ原産の「ローゼル種」のガクを乾燥
させて作られます。
ローゼル種のハイビスカスは、クリーム色や赤みがかった花を咲かせた後、
ふっくらとした赤い果実を付けます。
この果実が実ると周辺のガクが肉厚になります。
古代エジプトでは、そんなガクや、花びら果実などを摘み取って加工して
食べていたそうです。
現在、ローゼル種のハイビスカスは、料理やスイーツのレシピとして受け
継がれています。
クレオパトラは、その美貌と若さを保つためハイビスカスを煎じて毎日飲用
していたと伝えられています。
現在では、そんなクレオパトラの美貌を支えたハーブティーとして女性たち
から人気を集めています。
ハイビスカスのハーブティーは、ルビーのような真紅の水色(すいしょく)です。
爽やかな酸味と優しい甘みが口中いっぱいに広がり、花から独特の香り
がスーッと抜けてゆきます。
酸味が苦手な方は、はちみつを加えるなどすれば、マイルドになりますよ。
シングルでも十分おいしいですが、ハイビスカスの効果効能を高めるために
ローズヒップとブレンドして飲む方も多いです。
ちなみに、この組み合わせは美容に絶大な効果があると言われています。
ハイビスカスのハーブティー 効果・効能
ハイビスカスという名は、エジプトの美の女神「Hibis(ヒビス)」とギリシア語
で「似ている」という意味の「Isko(イスコ)」という言葉から由来します。
では、そんなハイビスカスティーの効果・効能を詳しくご説明します。
【疲労回復作用】
ハイビスカスには、クエン酸が豊富に含まれています。
そのため、むくみや疲労感を解消する効果があると言われています。
【美白作用】
ハイビスカスに豊富に含まれるビタミンCには、シミやそばかすの原因となる
メラニンの生成を抑える働きがあります。
ニキビや吹き出物、肌荒れなどの肌トラブルにも有効ですので、美白と
美肌の2つの効果が期待できます。
また、ローズヒップとブレンドすると相乗効果をもたらしますので、より高い
美容効果を得られるでしょう。
【利尿効果】
ハイビスカスには、利尿効果を持つカリウムが含まれています。
そのため、体内に蓄積された老廃物や水分を体外へ排出するサポート
をしてくれます。
また、お酒を飲んだ際、ハイビスカスのハーブティーはアルコールを排出して
くれます。
飲み過ぎた後には、ハイビスカスティーを飲むと良いでしょう。
【眼精疲労回復】
ハイビスカスの水色が赤いのは、ブルーベリーに含まれるアントシアニンが
染み出しているからです。
アントシアニンには、目の疲れを癒す効果があるので、眼精疲労で悩んで
いる方にオススメです。
【脂肪燃焼効果】
ハイビスカスのクエン酸とリンゴ酸には、代謝を促進させる働きによって脂肪
燃焼を促します。
ハイビスカスにはアミラーゼの活性化を阻害する働きを持つハイビスカス酸が
含まれています。
そのため、糖質によるコレステロールの生成を抑制することができます。
3つの酸のおかげで、脂肪燃焼しやすくなり、ダイエット効果が得られるのです。