モリンガというハーブティーの特徴
モリンガは、よく見かけるラベンダーやカモミールのように、大勢の方々が
知っているメジャーなハーブではありません。
マイナーでじわじわと人気を集めるハーブと言えるでしょう。
モリンガとは、北インド原産のワサビノキ科の植物で、熱帯・亜熱帯地域
で栽培が行われている樹木です。
近年、モリンガは海外セレブや健康志向の人から注目を集めるスーパー
フードの1つで、正式名称は「Moringa oleifera(モリンガ オレイフェラ)」と
言います。
ミラクルツリーや奇跡の木、また、ドラムスティックツリーやマルンガイなど、
様々な愛称で呼ばれています。
今回は、そんなモリンガの味や香りの特徴、気になる効果・効能をご紹介します。
ハーブティーの種類「モリンガ」の味と香り
モリンガは「古の叡智」が詰まっているハーブと言われています。
その理由は、モリンガの原産国北インドは伝統医学の「アーユルヴェーダ」
発祥地で、5000年以上も前からモリンガが薬として使われてきたからです。
モリンガは、エジプトの壁画に描かれていたり、聖書に「モーセが行く場所
には必ずモリンガがある」など、諸説あります。
また、モリンガは痩せた土地であっても条件さえ揃えば力強く成長できる
生命力に溢れた植物です。
さらに、葉や花、幹に根、果実に豆と、余すことなく様々な分野で活躍
できるため、とても注目が集まっています。
では、そんなモリンガの味や香りについてご説明しましょう。
モリンガのハーブティーは、よもぎや抹茶のような「苦み」と素材そのもの
の味を持っています。
モリンガで食用可能な部分は、葉・花・種子・豆のみです。
ハーブティーなら「葉」を使用しますので、葉っぱの味と香りがしますが
オリゴ糖による素朴な甘みや、旨味成分のグルタミンも含まれています。
健康茶やスーパーフードの中では、比較的なじみやすい植物です。
ハーブティーの種類「モリンガ」効果・効能
では、奇跡の木「モリンガ」の気になる効果や効能をご紹介します。
【脳細胞の代謝機能を向上】
モリンガには、発芽玄米のおよそ30倍のGABAが含まれています。
睡眠障害や自律神経の乱れ、うつ、更年期障害、初老期における
不眠などに効果を発揮します。
GABAとは、アミノ酸の1種で、抑制系の神経伝達物質としての役割を
果たします。
そのため、脳内の血流を活発にさせたり、酸素の供給量を増加させたり、
脳細胞の代謝機能を向上させる効能があります。
【健康と美容維持に必要な栄養素の摂取】
モリンガが「奇跡の木」と呼ばれている理由は、90種を超える栄養素が
ギュッと詰まっているからです。
特に、モリンガの葉には食物繊維・亜鉛・鉄分・カルシウム・ビタミンA・
ポリフェノールなどの一般栄養素、ビタミン、抗酸化作用成分、アミノ酸、
脂肪酸が含まれ、その栄養価は宇宙一と言われるほどです。
モリンガだけで300を超える薬効を得ることができます。
毎日適量モリンガを摂れば、健康と美容維持が同時に行えます。
そのため、いつまでも若々しく健康に過ごすことができるのです。
モリンガは、ハーブティーを飲むだけで優れた薬効を得ることができますが、
特に優れているのが、抗炎症効果と抗菌作用だと言われています。