ハーブティーで胃腸の不調を改善するためには?
胃腸の調子が悪かったり、胸焼けがするなどの不調を感じたら、ハーブ
ティーを飲むことがおすすめです。
ハーブティーの原材料「ハーブ」は、医学界でも注目されるほどの優れた
薬効を秘めているからです。
人間が本来持っている自然治癒能力を引き出し、病気や身体の不調
を改善する効果が認められているのです。
社会人になると、胃痛・胸焼け・胃もたれ・下痢・便秘等、胃腸トラブル
が付きまといますよね。
だからと言って、胃薬や下痢止め等の化学薬品に頼り続けるのは、不安
に思われる方も多いでしょう。
そこで、今回は、自然の植物であり、胃腸の不調に効果的なハーブティー
をご紹介します。
胃腸の不調に効果や効能を持つハーブティーとは?
胃腸の不調に効果的なハーブティーですが、暴飲暴食によるものなの
か、ストレスからくる痛みなのかなどを把握しておくことが大切です。
1度、ご自身の日常生活を見直し、何が原因で胃腸の調子が悪いの
かをチェックしておきましょう。
その上で、原因が判明した方にオススメのハーブティーをご紹介します。
【カモミール】
リンゴのような優しい香りと甘みを持つジャーマン・カモミールは、精神を
落ち着かせ、リラックス効果を得られると人気のハーブティーです。
また、胃腸の不調を改善する効能がありますので、吐き気や食べ過ぎ、
ストレスからくる下痢などにも効果を発揮します。
【ペパーミント】
ペパーミントは、スーッと抜ける爽快な香りとサッパリした後味が特徴です。
ペパーミントは、胃腸の不調を改善するだけでなく、肝臓や胆のうを活発
にさせる成分が含まれています。
そのため、胃痛や胃もたれの解消に効果があります。
また、暴飲暴食の後に1杯飲むと、後々大事に至らずに済みますよ。
【ローズヒップ】
ギラギラと輝く太陽が眩しい夏は、胃が弱くなりやすいといいます。
夏の弱った胃には「ビタミンCの爆弾」と称されるローズヒップがオススメです。
ローズヒップには、ビタミンAが豊富に含有されているため、粘膜を強化し
疲れ切った胃腸を回復させる効果があります。
さらに、抗酸化効果を持つビタミンCがたっぷり含まれるので、抗ストレス
作用も得られます。
【蓮茶】
蓮茶は、葉・花・果実の、どの部分を使用するのかによって効果・効能が
大きく変わります。
胃腸の調子が悪く、下痢が続く方には「蓮の実」を乾燥させて作ったハーブ
ティーがオススメです。
蓮の実には、下痢の改善効果とリラックス効果の2つが備わっていて、古く
から漢方薬の1つとして用いられています。
ただ、苦みがあるので、初めて飲用される方は抵抗があるかもしれません。
特に、夏場の弱った胃腸を健康に保つ働きがありますので、夏にオススメの
1杯です。
【シナモン】
女性から人気のシナモンには、消化をサポートする働きがあります。
そのため、胃腸の調子が悪い時や、下痢や腹痛でトイレに何度も駆け込む
という時に飲むと良いでしょう。
【ヤロウ】
ヤロウは、食欲促進効果、消化不良の改善や腸内ガスの発生緩和などに
効果的です。
ヤロウは、便秘の改善や胃腸のけいれんを抑える働きもあります。
その他、胃腸の不調に効果や効能を持つハーブティーとは?
他にも、胃けいれんの解消に効果のあるメリッサや、胃液の分泌を促す
フェンネル。
ゲップや腸内ガスの発生を緩和するキャラウェイ、ビタミンAをたっぷり含む
マテ、ストレスで胃腸の調子が悪いときに効果的なオレンジピールなども
オススメです。
胃腸の調子が悪いと感じた際は、必ず胃腸に負担のかからない食事を
摂るように心掛けましょう。
特に、「半熟たまご・ホットミルク・柔らかい大豆製品」などは消化が良い
食べ物ですので、これらの食べ物とハーブティーを栄養バランスがしっかり
考えられた料理と共に摂取して、胃腸を丈夫にして行きましょう。