タイムというハーブティーの種類について

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タイムというハーブティーの特徴

ハーブティーとして愛飲されているタイムは、5月頃に花を咲かせ、ピリッ
とした刺激的で、清々しい香りに魅了されてしまう薬草です。

 

タイムは、数あるハーブの中でもトップクラスの抗菌効果と、抗ウイルス
作用を持つ
と言われています。

 

ちなみに、冷蔵庫がない時代には、いろいろな食べ物や飲み物にタイム
を加え、保存効果を高めていたそうです。

 

欧州では、黒死病が蔓延した際、タイムの枝を焚いて空気を浄化したり、
お風呂に入れてペスト菌の感染を予防したと伝えられています。

 

それほど強力な抗菌・抗ウイルス作用を持ったハーブがタイムなのです。

 

今回は、タイムをハーブティーにした場合の、味や香りの特徴、効果や
効能についてご説明します。

タイムのハーブティー 味や香りの特徴

タイムの原産地は、地中海沿岸です。

 

古代エジプトやローマの時代には、既に心身を癒す薬として使用されて
いたそうです。

 

タイムという名前の由来はギリシャ語の「Thymon」が由来とされており、
日本語に訳すと「勇気」となります。

 

ところで、なぜタイムは「勇気」なのでしょうか?

 

実は、古代ギリシアでは戦地へ赴く男性たちはタイムで作った冠をかぶり、
自らを奮い立たせたと伝えられているからです。

 

また、中世ヨーロッパでも、夫や恋人にタイムの小枝を渡し、見送ったと
されています。

 

そんなタイムは、現在、勇気や勇敢を象徴するものとして扱われています。

 

一般的に販売されているタイムのほとんどは、コモンタイムと呼ばれる品種
です。

 

コモンタイムのハーブティーは、ピリッとした辛さを持つスパイシーな香りや、
ほんのりとした苦みを感じさせる独特なお茶となります。

 

また、レモンの優しい風味が感じられるレモンタイムもあり、コモンタイムと
ブレンドすると、飲みやすくなってオススメです。

タイムのハーブティー 効果・効能

タイムのハーブティーによる、効果・効能をご紹介しましょう。

 

【殺菌・消毒作用】

 

タイムには、チモールとオイゲノールが含有されていて、強力な殺菌効果
を発揮します。

 

皮膚感染にとても有効です。

 

タイムティーとしての効能は、呼吸器系のウイルスを死滅させ、頭や喉、
気管に肺などをすっきりさせる働きがあります。

 

さらに、胃の内部で繁殖しているピロリ菌にも働きかけてくれますので、
胃潰瘍などの疾患の予防に役立ちます。

 

他にも、口内炎・腎臓の炎症・泌尿器系の炎症などにも絶大な効果を
発揮すると言われています。

 

【感染症予防】

 

前述したように、タイムの抗菌力の素晴らしさは群を抜いています。

 

タイムティーでうがいをしたり、傷口を消毒することで、風邪やインフル
エンザの予防、皮膚感染症を防ぐことができます。

 

【リラクゼーション効果】

 

タイムをハーブティーにすると、とても強い味と香りを持つお茶になります。

 

そのため、喉や肺に爽快感を与え、疲労感や倦怠感を緩和し、リラク
ゼーション効果を得ることができます。

 

さらに、タイムに含まれるフラボノイドの働きによって、痙攣や月経痛など
の症状も緩やかに改善されます。

 

【消化促進作用】

 

タイムは昔から肉や魚の臭み消しとして活用されていますね。

 

長時間の加熱によっても香りが損なわれないメリットから、様々な料理で
活用されています。

 

また、タイムには、消化を促進させる効能があります。

 

そのため、食べ過ぎた際、ハーブティーとして飲めば、消化を促進させて
胃の痙攣を鎮めてくれます。

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