ハーブティーと腹痛〜下痢や便秘にハーブティーが効く?〜
ハーブティーが下痢や便秘などによる腹痛に効果的という話を聞いたことはありませんか?
突然の下痢や、なかなかすっきりしない便秘など、腹痛で悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。
ハーブティーには、このような下痢や便秘のような腹痛を緩和させるものがあります。
ここでは、腹痛に良いハーブティーの種類や、その効果的な飲み方などについてご説明したいと思います。
ハーブティーで腹痛に効果的なのはどれ?
数あるハーブティーの中で、腹痛に効果的だと言われるものには、どんな種類があるのでしょうか?
まず、下痢に効果的なハーブティーとして挙げられるのは、ジャーマンカモミールです。
ジャーマンカモミールに含まれるアズレン誘導体が胃の粘膜を修復し、消化機能を整えます。
ジャーマンカモミールのハーブティーは、ストレスからくる胃潰瘍などの腹痛にも効果的です。
また、便秘に効果的なハーブティーにはローズヒップがあります。
抗酸化作用のあるビタミンCと水溶性植物繊維のペクチンを同時に摂取することで、便秘解消(腹痛解消)に期待できます。
そして、最後にご紹介する腹痛に効果的なハーブティーは、フェンネルです。
フェンネルのハーブティーは、正常に腸が蠕動運動し機能するのを促進する作用があるので、便秘解消に役立ちます。
生活にハーブティーを取り入れて腹痛改善に役立ててはどうでしょうか。
ハーブティーで腹痛を解消するため飲み方と注意点は?
ハーブティーで、下痢や便秘による腹痛を解消するための飲み方や注意点についてお伝えします。
まず、ジャーマンカモミールは、ほのかなリンゴの味がするやや甘みのあるハーブティーです。
ティーカップ1杯につきジャーマンカモミール小さじ1が目安です。
5分蒸らしましょう。
体を温めるためにも下痢による腹痛の際には是非温かい状態で飲んでください。
ただし、高濃度で飲むと吐き気を起こすことがあるので、やめましょう。
続いて、ローズヒップは酸味の強いハーブティーです。
ティーカップ1杯に対して小さじ2のローズヒップが目安となります。
潰して入れることで成分がお湯に溶け出します。
5〜10分蒸らしましょう。
食物繊維はもちろんビタミンC、鉄分などの栄養素が出がらしに沢山残っています。
出がらしまで食べて、余すことなくハーブティーを味わい腹痛を解消しましょう。
最後にご紹介するフェンネルは、カレーのような刺激的な香りのするハーブティーです。
ティーカップ1杯に対しフェンネル小さじ1が目安となります。
フェンネルを潰してからお湯を注ぎ、5分蒸らしましょう。
デトックス効果も期待できるので、毎食後に飲むのがおススメです。
ただし、フェンネルに含まれるアネトールは女性モルモンのような働きをするので、思春期前のお子さんには飲ませないようにしましょう。